TsuyoshiKusakaの日々思うこと その2

(株)クエステトラに所属、ITエンジニア、テニス好き、地域のお手伝いをいろいろ、@tsuyoshikusaka

PTA会報誌に書いたこと(1年前)

昨年度の終わりごろに PTA 会報誌に載せた文章。

何人かの方からいい内容だったと言っていただいたので、ブログにあげようと思っていて忘れていた。

世間的には PTA をネガティブにとらえている人が少なくないように思うが、うちのところは非常にチームワークがよかったので、本当にやりやすかった。

またあれから1年が経過したと思うと早い。ちなみに今年度は PTA 本部役員からは一旦はずれたが、近い立場でいろいろと活動をした。会長という立場を離れてみて、会長の間は何かと顔を出さないといけなかったので、今年は余裕があった、と感じる。

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サラリーマンのお父ちゃんがPTA会長をやってみて

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日頃はPTA活動にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。
今回は約2年役員を務めた上でのPTAに対する印象ついて書くことにしました。
世間的にPTAはどちらかというと嫌われてしまっているように思います。「PTA」で検索すると、そういった情報が多く出てきます。私自身もPTA役員になるまで、正直なところ自分にはあまり関わりのないものぐらいに考えていました。会長をしてほしいと声をかけてもらって初めていろいろ考えました。どういうためのものか?子どもにとってプラスになるのか?会社員でも会長ができるものか?自分にとってやる意味があるか?等々…結果、会長を引き受けることにしました。
PTAは保護者だけではなく、教職員の方も含めて、子どもの通う学校環境をよりよくするためのものです。ということで、以下のことを意識して活動を進めるようにしました。
 ・学校側としっかり情報共有して認識をあわせる。また保護者側だけに偏った考え方はせず、教職員の方の負担等も考えて、最適な答えを考える
 ・ビジネスライク(無駄をなくして、やるべきことを手をかけすぎず)に対応する。それぞれが限られた時間の中でやっていることなのでなるべく無理をしない/させない
 ・どうせやるのであれば楽しんでやれるようにする
そのように活動を進め、まもなく年度が終わろうとしています。結果について、みなさんがどう評価されるかはわかりませんが、子ども達のために、いろいろな場を提供したり、環境をより良い方向にいくらか変えることができたのではないかと考えています。これは、PTA会員(保護者・教職員)のみなさん、地域の方々のご協力のおかげです。また私自身PTA活動に深く関ったことは、様々な交流や気づきがあり、非常に良かったと思っています。
思わぬきっかけでPTA活動に関わる機会ができ、その意味を理解をして協力者が増えていく、というのは悪くない形だと考えています。まだPTAにあまり関わっていない/関わりたくないという方にも、きっとプラスになる部分があると思いますので、前向きに関わっていただければと思います。
みなさんいろいろありがとうございました。引き続きPTAにご理解・ご協力をいただけますよう、よろしくお願い致します。

スマホのアドレス帳データ移行で苦労した話(複数の vcf ファイルから Google Contacts へ)

嫁さんのスマホが故障した。

充電ができなくなって電源が入らない。
※機種は Xperia Z3 Compact SO-02G
 実は、始めは USB での充電ができなくなって、マグネットタイプのもので充電できる端子があって回避できたが、そこも間もなくダメになった・・・

ということで、やむなくスマホの機種を変更。次も Android 系。ただ、アドレス帳をローカルにしか持ってなかったため、電源が入らない端末からは移行ができない・・・そこでさらに以前に使っていたスマホからデータを抜き出して移行しよう(大部分はそれで助かる)ということに。

SD カードに出力したものを見るとアドレス1件ごとに vcf ファイルがある。Google Contacts にインポートしようとすると1件ずつしかできない・・・あまりにめんどくさいので方法を探すと「筆まめ」で一括で取り込めることが判明。ちょうど「筆まめ」を持っていたので、取り込んで csv ファイルに変換。

一方、Google Contacts の csv フォーマットを確認するためサンプルデータを Outlook csv 形式でエクスポートして確認(Google csv 形式だと Excel でうまく開かなかったので)

筆まめ」で作成した csv ファイルを普通に Excel で開くと、電話番号の値が数値に変換されて先頭の「0」がなくなる・・・Excel でもなんとかなりそうだとは思ったが、Google Sheets で数値に変換しないよう指定してインポートできたので、それを使って csv ファイルを表示させた。

Google Contacts の csv フォーマットにあわせて、「筆まめ」で作成した csv ファイルを加工したものを Excel で作成(Google Sheets で表示させたものもそのままコピペするとやっぱり数値変換されるので、文字列のまま貼り付けしたりしながら)。

そうやって作った csv ファイルを Google Contacts にインポートして移行完了。

意外と手がかかった・・・

第7回 八子クラウド座談会in関西 「クラウドから知恵を引き出すボイスコンピューティングの世界」に参加して

スマートスピーカーAIスピーカー)で、いい使い方ができないかとヒントを求めて以下のイベントに参加。

eventon.jp

以下は気づきや印象的だった点などまとめ(聞いたことと私見が混ざってるが)。

・音声UIが向きそうなシチュエーション
 -手が離せない(離さずにやりたい)→車やバイクの運転中、工場、高所
 -動けない(動きたくない)→病気、寝る前にベッドに入ったとき
 -操作が複雑なものを簡略化→いくつか順番にボタン押下しないといけないとか
・観光情報を教えてくれるアプリとか→マネタイズをどう考えるか、スマートスピーカーでも音声でのやりとり自体でお金を取るのは難しそう、その後のアクションでどうひもづけるか

・音声は入力にはいいが出力にはしんどいか、amazon echo show のようにディスプレイがつくとまただいぶ違う(個人的にはまだ使ったことがないので試してみたい)

amazon/Google/LINEのいずれのスピーカーであっても認識はまだまだよくなさそう、また子どもの声や周囲の雑音には弱い、ただ音声認識エンジンとしては子どもの声に強いものもあるそう、スマートスピーカーもこれからよくなるだろうと期待
・NTTの持つ音声認識技術は非常に高い、オープン化に期待

・自分は Google Home しか持ってないのでそういうことがないが、LINE clova は自分から話すことがある(pushしてくる)

・質問する側が答えを持ってないときに対話しながら気付かせる、というのは音声UIならではのいい用途かも。ちなみに家電であればレシピ相談といった対話型のものもある、対象が限定されるのでまだ実現しやすいらしい。個人的にはこの用途は発展がありそうな気がする

・家電のAPIは公開されてほしい、ソフト側から組みにいける

・家電メーカの方の話を聞いて、ハードベンダ側の視点はソフトベンダ側とはだいぶ違うことをあらためて感じたが、ソフト側の視点ではハードは input/output のための edge とみてしまう

・ロボホンなど動きがあると愛着があって許せる部分がある、逆に優秀すぎる(気がききすぎる)と気持ち悪い・うっとしい、見た目(幼いとかかわいいとか)と期待値が一致していると許されるかも
・「冷蔵庫に話しかけるとは思えない」という話があったが、スマホも言ってしまえばただの板とも言える、向こうに人がいると思えれば許せるのではないかと(全部AIではなく人が相手することもあるとか)。コールセンターのAI対応の話も同様か、ただAIだと気づかれると怒られそうな気はする
認知症の人が同じ話を何度もするのをpepperであれば何度でも聞ける、という話も

「お金2.0」を読んで印象的だった部分

最近読んだ本では一番よかったのでメモ

  • 経済的格差は特定の力のある人が暴利を貪った結果と考えられてしまいがちですが、実際は動的なネットワークの性質から避けられないものです。
  • 世の中の悲劇や不幸の多くは、悪人によって起こされるよりも、実際は、誤った仕組みが大規模に社会に適用されることによって起きていほうが多いのです。
  • 人間は他者との比較の中で自分が幸福か不幸か、優れているか劣っているかを判断する相対的な生き物です。
  • ダ・ヴィンチライプニッツが複数の学問で活躍したくだりから)社会の中で細分化して分類されてきた概念も、違う角度から見ると実際は全く同じ構造が隠れていることが多いのです。
  • ダグラス・アダムスの言葉
    人間は、自分が生まれた時にすでに存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる
  • ザッカーバーグハーバード大学でのスピーチより
    私が話したいのは、「自分の人生の目標(意義)を見つけるだけでは不十分だ」ということです。僕らの世代いとっての課題は、「”誰もが”人生の中で目的(意義)を持てる世界を創り出すこと」なのです
    ・・・
    新しい仕事を作るだけじゃなくて、新しい「目的」を創り出さなくちゃいけない。
    ・・・
    (ここからはスピーチの後の説明から)グーグルやフェイスブックのような企業が多くの優秀な人を惹きつけられるのは、彼らが最高レベルの給与と福利厚生とブランドを持つというだけでなく、そこで働く人たちに人生の意義や目的を提供していることが大きな要因だと私は思っています。
  • 資本主義経済で何十年も生きていると「ある暗示」にかかっています。それは儲かることを最優先に考えなければならないとう暗示です。
    ・・・
    就職がその典型で、その会社で働くかをそこでもらえる給与で決めてしまう人は多くいると思います。
  • 独自性や個性という観点からすると、例えば世間では給与が高くて人気のある企業に勤めていること自体に、価値はないという状況も普通に起こります。
    ・・・
    退職した場合はその人の価値は次の「部長」に受け継がれるのであって、その人の資産にはなりません。仕事を通して独自のスキルや経験などを見つけていない限りは自分の「価値」の向上にはなりません。
  • 時間が経つと自分が感じていた情熱も心の奥深くに埋もれてしまい、そこで日常の様々な義務に縛られていくうちに表面に膜のようなものが積み重なって自分が何をしたかったのかも思い出せなくなってしまいます。私はこれを「心がサビる」と表現します。
  • 近世のフランスなどにあった「ギロチン」という刑は、実際は市民にとっての「娯楽」という側面を持っていました。
    ・・・
    日々の生活の不満を、ギロチンで処刑される「悪人」にぶつけてお、その人が死ぬことで日々の感情的な不満を解消しては憂さを晴らしていました。
    ・・・
    本来であれば、真剣に考えなければなかったのは、経済システムの構造的な欠陥です。しかし、悪人らしい人を見つけては懲らしめてスカッとするという目の前のわかりやすい安易な道を私たちは選んでしまいがちです。
    ・・・
    現在でも、政治、産業、組織内でこういった目の前のわかりやすい感情的な解消策で済ませようとする光景は、みなさんもよく見かけると思います。
  • よりたくさんのお金や経済を動かしている人ほど、お金を紙やハサミやパソコンと同様に「道具」として見ています。そこに何の感情もくっつけていません。純粋に便利な道具という認識を持っているからこそ、それを扱う時も心は揺れませんし、冷静に判断をし続けることができます。

GDG DevFest Kyoto 2017 で Google Apps Script 関連の発表をしました

GDG DevFest Kyoto 2017 で「クレジット決済/ビットコイン決済を Google Apps Script で試してみる」というテーマで発表しました。

gdgkyoto.connpass.com

発表資料はこちら。

docs.google.com

こういう発表機会はこれまでにも何度かあり、あまり緊張はしなかったと思います。
ただ手元のタイマーが途中で止まってしまって経過時間がわからなくなって、ちょっとタイムオーバー。事前練習が十分でないと時間が読みづらい・・・
あとビットコインを持っている人はギークでも少なかった、むしろ投資に興味ある人の方が持ってる感じでしょうか。


・コードラボFlutter/兼高さん
Googleの説明ページを見た方が早いかもと、ぶっちゃけられてるのがおもしろかった

・TensorFlowとGPU/有山さん
機械学習を使う際にどういう点を気にしないといけないかなど少し雰囲気がつかめたか

・UnityとGoogle(とAndroid)/まつだすさん
Unityがゲーム制作にいかに向いているか、本当によくできてる

 

以下はLT

GCPRailsアプリ つじたさとみさん(satomicchy)
教科書販売のレジ、3ヶ月に1回しか動かないシステムだが、GCP料金は使用しない月も2200円ぐらいかかったそうです・・・

・Service Leadership Workshop yushi-saitoさん
イスラーム教徒向けフードバリアフリー(Beyond Food Barrier Project)など学生の取組と企業をひもづける、自分とは違って学生時代から意識が高い

・LATE(Location And TimE) 山川森羅さん
アプリ甲子園でセミファイナルまでいったアプリの制作過程でぶつかった問題など、高校生でここまでできるのはすごい、夏休みをどっぷり使ったという話だったがそれだけ自由にできる時間があるのがうらやましい

 

いろいろと忙しい時期と重なったが、発表準備のためにいろいろと調べるきっかけとなったのでよかったかと。

シンクロナイズドスイミング井村コーチの講演

少し前のことだが、高校の同窓会組織のイベントで井村コーチの話を聞く機会があったのでメモ。

慣れてはるからだと思うが、非常に話がうまかった。またきれいにまとまっていた。
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2004年に一旦やめて2014年に再度コーチに就任したときは、言葉が通じなかった、集団の中で誰かがやってくれる、戦わない、(よくない意味で)みんなといっしょという感覚、燃えない、徹底的に追い込まれてない、「精一杯やってるからいいじゃない」と言われて本当に悔しい思いしたことがない

1日を2部3部に分けて練習、夜遅くまで納得するまでさせて、本番1か月前からは時間が来たら内容が悪くても終わり、納得するまでやれてたことをありがたく感じる

「無理をしなさい」と

・練習はウソをつかない
・練習は試合のように、試合は練習のように
・自分の可能性を信じる

もう限界→「限界」はどこにある?指さしてみせて、自分が決めてるだけ

1ミリの努力、3ヶ月後に10センチ、1日1ミリ 大きな目標と小さな目標

ダメなものはダメと言う、その代わりになおす方法もいくつも伝える

叱るのは現行犯だけ、古いこと持ち出さない、しつこく言わない、よくなる可能性を信じてるから

2004年までの選手は生意気・挑戦的、2014年以降の選手はあえて高い目標でひっぱりあげる

地獄のよう→「地獄」に行ったことある?、人は想定してそれと比較してしまう

リオ五輪での徹底したこだわり
体型の違い、曲でカバー、印象あげて終わる、パワーみなぎる感じ
審判する側も緊張してる
曲:最後の1分はしんどい、応援で元気出る、初めて聞いても手拍子しやすいように、自分たちのかけ声いれる、曲を大切に
水着:1枚仕立てで白でも透けない、発色考慮、屋外でさざ波あり、太陽あり
体型:161-177の身長差、水着見せてごまかず、そちらに目がいく
「仕方ない」だと思考止まる
ワロスキーを選手の母親につけてもらう、こわかったが想いをこめたと、人を変えるのは心

1日目認められなくてもヤケにならない、誰か見てくれてる

プレッシャー=やりがい

コーチは自分の言いたいことではなく相手に響くことを言うべき
リフトは丁寧にするな、時間長いと失敗する、まわりを信じて

一番きつい練習、追い込んだ責任

流行に対して、3流は流され、2流は選び、1流は作る

次は東京五輪でもっと前へ