TsuyoshiKusakaの日々思うこと その2

(株)クエステトラに所属、ITエンジニア、テニス好き、地域のお手伝いをいろいろ、@tsuyoshikusaka

高台寺の後藤典生さんの講演を聞いて

11/13に開催されたMIJS(Made In Japan Software Consortium)ワークショップで、高台寺の後藤典生さんの講演を聞いたときのメモ。メモなので話がうまくつながってないところもあるが・・・

・桜:桜は満開の桜だけではない、冬枯れの桜も桜、人生も同じ

・和食もどき:和食が世界遺産になるという話があるが、誤解されて広まりそう。料理が出された時点で調理場の片づけが終わっているもの。そういう隠れた部分が伝わらないかと

・秀吉の魅力:ぶさいくで、身分が低く、貧乏だったが、モテたと言われている。例えば、戦中に女性に出した手紙で戦いのことではなく、相手の体のことだけを気遣っていた。相手の悩みを解決するための自己犠牲があった

・忍ぶこころ:葉隠のこころとも、だまってやる、関ヶ原の後、負けた側の武将らは助けられた者が多くいた、それはねねさんが家康に手紙でお願いをしていたから、ねねさんはそのことを一言も言ってない

・観光客数:京都は現在3000~4000ぐらいで5000万人を目指しているとか、フランスのノートルダム寺院は1700万人で世界一、ただその1か所だけで人が来てくれるものではない、今あるものをどう活かすか

・生きる目的:国境なき医師団から「生きる目的」は何かと問われた、それを見失っている人を救うのは宗教家の仕事ではないか、医師は病気やケガは治せるが・・・と。「生きる目的」の答えは「ない」、この瞬間の命を精一杯いきることが「無常」、戦国時代は次には会えないこともよくあり「一期一会」の意味をわかっていた

・変化:何度燃えても京都は戻った、古都と言われるが違う、古いものはなく新しいものに転化している。観音様みたいになんでも取れるカメラの名づけがcanonの由来、ビジネスモデルを変更しながら生き残っている、仏教も変容して伝わっている

・相手の価値観:海外の方を観光案内して、桂離宮のような飾り気のないところを欧米の方は喜んだが、中国の方は喜ばなかった。もっと派手なところを好んだ。初めはわからない相手が悪いと考えていたが、よくよく考えると相手が求めているものを提供できてなかった

 

だまってやる、自分のことよりも相手のことを気遣う、というところを少しでもできればと