青野さんは原因不明の病気により手足が動かなくなり、それに加えて無呼吸の発作に襲われ、「気管切開」に踏み切った声楽家の方。
以下のNHKの番組に出演されている。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2015-11/02.html
『なごやかにして聞いて』
動けなくなって、ごはん・トイレ・お風呂を両親に助けてもらって、恥ずかしくて情けなくて、でも今は反省、そのときの親の気持ちまで考えられず
『一生忘れなくさせる』
手動での車の運転で覆面パトカーに止められたことも・・・
身の回りのことができるようになったら趣味のこと等も考えるようになった
4日間意識戻らず親は葬式のことを話し合ったと聞いた
無呼吸の発作になったときにまわりに人がいなくても対応できるよう「気管切開」、ただし声を失うと・・・
命と声を天秤にかけるな、可能性あると友人に言われ
★「やらずに無理と言うな」
父親は体育の先生、母親は音楽の先生、体育と音楽は得意
筆談だとおもしろいこと書くのに時間かかって途中でオチがばれる
スピーチカニューレ
初めのものはあわず声出ず、つきあいのないメーカのものは入手しにくい大学病院で先生を説得して他メーカのものも入手してもらって3つ目ので声が出た
★「前例ない、は理由にならない」
車イスのままで歌えるようにイスを工夫してある
障がい者になって「ありがとう」と思える機会増えた
なぜ外で運動するのが好きな自分がこんな病気にという問い、夜になるとさみしさから泣いたことも、今はない
『誤解を与えるかもしれないが』
もし治ったら失業する、気管切開した声楽家という職業
believe という曲の歌詞、「悲しみや苦しみがいつの日か喜びに変わるだろう」正に自分のこと
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=S04400
QA
・立ち直るまでの年数→車イスのときは半年、気管切開の後は2年ぐらい
・声の訓練→日常の中で声が大きくないと会話に入れない、いつも音楽が流れている家
・今後の夢→2020の東京パラリンピックで歌う
個人的感想としては、
歌声だけを聞いたら気管切開をされているとはわからなかったと思う。
講演をたくさんされているということで、エピソードの話の前の入りの言葉(『』の部分)がうまいなあと感じた。
一番強いメッセージは当然★の部分。大変なことやめんどくさいことはついつい「やるための方法」じゃなく「できない理由」を考えてしまうが、あらためて自戒。
※他の方の挨拶等からメモ
・よい姿勢、座ってても声が出る
・考える、両手失って卓球する選手
・永六輔 生きているということは の歌詞いい
http://j-lyric.net/artist/a052ac6/l01d37f.html
・表情
・折れない心、心のゆとり、ほめて育てる
※以下は講演とは関係ない部分でのメモ
・大人もチャレンジ
・自らの振り返り
・時代による違い(自分らの小学生時代とは違う)
・仲間、支え
※他校の取り組みなど(もともとがPTAの指導者研修というイベントなのでPTAに関するもの)
・立場の違いによる名札色分け
・お手伝いのポイントで地域のおまつりのときのお金がわりに使う
・魚やウナギの手づかみ、流しそうめん
・ゾーン30(速度規制)のエリア
・スローガンの横断幕