TsuyoshiKusakaの日々思うこと その2

(株)クエステトラに所属、ITエンジニア、テニス好き、地域のお手伝いをいろいろ、@tsuyoshikusaka

「JP_Stripes (Stripe ユーザーグループ) 京都 Vol.5」に参加して

eventregist.com

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参加者は登壇者を含め13名。初めて参加された方は多分3-4名だったかと。
会場ははてなさん。うちの会社と同じビルなので参加しやすかった。

印象に残った点など。


Stripe アップデート(stripe 小島さん)

新サービス「Issuing」についての話題がかなり盛り上がった。
非常に可能性を感じるサービスで、これを使ったすごいサービスが出てきそう。懇親会でも話題になった

・クレジットカードの発行者になれるサービス
・purchasing cards という購入目的が決まったカードを発行できる
 AWS支払専用とかガソリン購入専用とか、不正利用が起きにくいので審査が容易
 Uber eats の配達員に飲食店での支払専用に使わせることなどもできる
 はてなさんが Mackerel 専用カードを作ったりもできる、実際にコーポレートカード持っていないお客様で困ることもある
・クレジット決済手数料3.6%のうちの一部はカード発行者に来る、それを元に割引もできるか
アメリカでこれからベータリリース、日本のリリースは未定
・カードは VISA ブランドになる
・バーチャルカード発行もできる

 

アツい! Stripe Sigma(NOTA 秋山さん)

発表資料は以下

scrapbox.io

・自社の決済では Stripe と PayPal 併用されている、ドイツ人はクレカ嫌がるため、PayPal も併用とのこと

SigmaSQL で Stripe 検索できる分析基盤
・前月の決済回数で金額決まる、手数料シミュレーションもある
・WebIDE なのにコードアシストもしてくれる

メリット
・何回 SQL 発行しても同一料金
csv ダウンロード可
・read 権限のみなので開発以外のメンバにも権限渡せる
・定期実行結果を webhook に投げられる
・前処理に3日かかる→おそらく3日前の DB 見てる、マンスリーレポートは3,4日後に実行すべき

秋山さんのおすすめは、webhook 先を Google Sheets にして、sigma でおおまか集計・表作成は sheets と役割を分ける使い方

MRR の解像度が上がって、通貨別でどれが売れているか等がわかるようになったとのこと


スマホアプリでのStripe決済(株式会社CI 前田さん)

発表資料は以下

speakerdeck.com

・EC サイトの決済をそのままスマホに使えるか?と調査

・アプリ内購入(in app purchase)で、アプリに影響与えるもの(ガチャとか)は AppleGoogleAPI での実装が必須、手数料3割取られるが・・・
 逆に影響与えないものなら stripe 等外部のもので対応可

・React Native で stripe 決済を実現、stripe 公式ドキュメントに情報あり
 iOS/Android 向けでメソッド別だった部分があったが統合されてた。ドキュメントでは未反映だったが、git にソースあり

t.co


Stripe で JCB(株式会社デジタルキューブ 岡本さん)

7月の大阪のユーザ会で発表された内容

QA
JCB対応した甲斐あった?→まだ件数は少ない・・・
・既存で JCB 対応していても移行時に再審査あり?→Y
・ユーザ層が若いと「おさいふ Ponta」とか JCB が多い、「おさいふ Ponta」はプリペイドだがクレカ扱いになるとのこと
・申請してしばらく置いといても大丈夫?→OK、申請時に想定サービスは記載要、またアカウントごとに審査あり
・自社がすでに JCB 申込みしているかどうかダッシュボードでわかる?→別途確認
・対応済みかどうかは JCB のテストカードが通るかどうかでチェックした、とのこと


飛び込みLT 決済サービス移行大作戦(はてな 粕谷さん)

・もともと利用していた決済サービスが2017/4で終了ということで移行

対応されたこと
・新サービス申込み、特商法の記載見直し
・新決済サービス向け実装
・顧客データ移行、手元にない→決済サービス同士で移管の仕組みあり
切替
・旧決済サービス実装削除

サイトの対応詳細
・新規登録は新 API に向ける
・旧 API で登録された分の更新処理だけを移行中は止める、実際に止めたのは1-2日
・移行が終わったら更新を新 API 向けにして動線復帰

・だいたい2016/12~2017/3で対応された、とのこと

QA
・トラブルなどは?→トークンは新しくなるが顧客 id はそのまま移行できた、DB パッチもなくトラブルはなかった
・業者間でデータ移行できるもの?→今回のケースは移行先としては儲け時だったので特別対応だった可能性あり

 

 

全体を通して、Issuing の今後の動向が非常に気になる。
あと、新規参加者のことを考えると、もう少し初心者向けの内容もあるとベターだったかも