TsuyoshiKusakaの日々思うこと その2

(株)クエステトラに所属、ITエンジニア、テニス好き、地域のお手伝いをいろいろ、@tsuyoshikusaka

20180831 Geeks Who Drink in Kyoto に参加して

ヌーラボさんで開催された Geeks Who Drink in Kyoto に参加させていただきました。
nulab.connpass.com

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初めて聞くイベントだったのですが、ヌーラボさんが東京と福岡では何回かされているとのこと。
以下、各セッションで印象的だったことやキーワードなどメモ。


ハカルス 菊本さん

CHO(Chief Health Officer)室の方で、自社で毎日トレーニング、マインドフルネスを実施。
→その場でもいくつかトレーニングを実施。ITの勉強会で太ももに負荷がかかるとは思ってなかったので新鮮。

 


ヌーラボ 金さん

資料はこちら

speakerdeck.com

チームビルディングのためにゴール共有・お互いを知ることが大事、後者のためにDIY研修

その1:イベント(超交流会)で配布する手ぬぐいの手染め
ポイント:誰も知らないことを題材にする、みんなで手探り

その2:新事務所作り(元呉服屋さんをリノベ)
ポイント:ライブ感を大事に思いつきを盛り込む

その3:段ボール茶室を海外から来た社員とともに作成
ポイント:チーム分ける

相手の性格や考え方が見える、とのこと。

DIY研修は非常に楽しそう。また相手の特性を知ることはチームとして仕事していくのにかなりよさそう。
あとこれはITのチーム意外でも適用できそう。

NOTA 洛西さん

自社サービスを使って発表された。

scrapbox.io

リアルタイムで他の方でも書き込みができる、とういことで発表中にページが挿入されるトラブルが・・・操作ミスだったようですが。

最初のプロダクトは「紙copi」、お金はオンラインからふってくるものだと思った。

・社員の雇用
雇う前からWeb上で丁寧にサポートしてくれてた人を最初に雇った。
カスタマサポート「みけさん」、雇ってみたら埼玉県の男性だった・・・
そういう人は面接がいらない。

・過去のリモートワークでの失敗
Skypeビデオ会議でつなぎっぱなし、イライラが・・・
国外とで時差があるとどちらかが睡眠時間を削る・・・
オフィスをバーチャル再現する考えは捨てた。

会話の結果を議事録に落とすのではなく、Scrapbox に書いて会話で補足する。
ネットワーク構造なので好きに書ける、と。
例えば「泥酔指向デザイン」(泥酔している人でも扱えるデザイン)という話からまじめな話に・・・
人とは違うなあと思っても、自分が未来を生きてると思う。

Evernote に限界を感じていたので Scrapbox を試してみようと思う。
また後の懇親会で話したが、プロダクトの機能はどんどん削る(もしくは隠す)、と。使いやすさを追求するとそうなるのか、と。

ハカルス 染田さん

資料はこちら

speakerdeck.com

ハカルスさんの行動規範

・仕事がつまらないのは自分のせい、面白い仕事は自分で作る
テンション高く仕事する、気持ちのよい道具をつかう、コミュニケーションを楽しく

・日本だけにこだわるな、世界を相手に
英語は日用言語、英語で OSS 公開、ロシアからプルリクも来た。海外コミュニティにも飛び込む

・よそはよそ、うちはうち
ディープラーニング」ではなく「スパースモデリング

ベンチャーの文化とは
・一人一人が文化の担い手
・ベストプラクティスから学び、でも違うこともする勇気ももつ
・ユニークである、と言い続ける

→行動規範がすばらしいと思う。また発表をよくされているのでまとめがうまい

はてな 粕谷さん

テーマは「Mackerel200週連続リリースの舞台裏」

・連続リリースとは?
バグフィックスやメンテナンスリリースは含めない、年末やお盆やGWは除外

・チーム構成は
 プロダクトオーナー/ディレクター/エンジニア/デザイナ/CRE/翻訳
で、粕谷さんの立場はディレクター
エンジニア5-8名、デザイナ1-2名という小規模なチームでそれだけのリリースをこなしているのがすごい

バックログに対して100%稼働じゃなく、20-30%余力残るようにして、そこでリファクタリングや改善などができる。マイクロマネジメントは絶対だめ

9月のデブサミ関西での発表の短縮版とのこと

→ある程度のスキルを持ったメンバのチームであれば、自由度を持たせてマネージャーは障害を取り除くことを重視するのがいいと私も思う

ギルドワークス 中村さん

テーマは「チームで活動する時に行う3つのこと」

ミッション:正しいものを正しく作る
価値:越境

・タックマンモデル
形成期/混乱期/統一期/機能期
途中をとばすとうまくいかない、遠慮して混乱期をとばすとパフォーマンス出ない、安易に人を足すとステージが戻る、人が抜けたときに単純に足されるのはステージが戻るのでむしろ困る

立ち向かう「相手」、「仲間」、「歩み方」

インセプションデッキ
全員でやる、アップデートする、10つのQ
期待のすりあわせ、進める指針の共通認識、なんのためにやってるかわかる

ドラッカー風エクササイズ
4つのQ(得意、どういう風、価値、期待)具体的には業務スタイルが早朝/休日でもOKとか、家族大事/新技術とか
期待成果わかる、何を成果として期待するか伝えられる、いいチームに

・WorkingAgreement
しばるためじゃなく生産性高めるため
ペア以上で作業、warning残さない、わからないことはその場できく
価値観や規範に対する期待がすりあった状態、新しい人とけ込みやすい

→時間が短かったのでかなり駆け足での説明。各キーワードについては後で確認する。
これもITのチーム以外でも適用できそう。

 

チームで仕事をする場合のパフォーマンスを高めるためのヒントがたくさんあった。1つでも取り入れて変えていきたい。

 

以下にも資料や関連リンクがあります。

nulab.connpass.com