先日、日本PTAの全国大会というものに参加してきた。今後参加する機会はないものだろうと思って。
大会の目的は、「大人の学び」の機会創出とそこからの家庭教育の質の充実、とのこと。PTA関連で何かと講演とかが多いのはそういうことなのかなと感じた。学ぶことは嫌いではないし、子どもらがそういう学ぶ大人の姿を見ることも悪くないとは思う。ただPTAに学びを求めてなさそうな保護者も少なくないと思うので、悩ましいとこだなあとも感じた。
PTA活動に限った話ではないが、どんなに良いことでも、おもしろくなかったり、自分もやってみようと思えるものでないと続かないし、効果が薄くなるので・・・
(脱線すると、ゲームってそういうところがよく考えてあるなあと思う)
まあそれはさておき、大会の中であった DaiGo さんの全体講演はよかったのでポイントをメモ。テーマは「子育ては、心理学でラクになる」。主に統計心理学の視点の話をされて、なるほどなあと思ったところがいくつか。
- 親の育て方で、子どもの性格への影響は6パーセント、半分は遺伝子、残りは友達。だから「私の育て方が悪くて・・・」とかあまり思わなくていい。また友達の影響が大きいので、大人でも付き合う人を変えるのは正しい
- 叱り方で、行動コントロール(直接的な注意、××はだめ)はいいが、心理や感情コントロール(恥や罪悪感、塾のお金誰が払ってると思うとか)はよくないと。距離感の取り方がわからなくなるんだとか
- ラクしようとする方が習慣は続く。習慣化したいことは20秒早く始められるようにするといい。逆に嫌なものは20秒手間がかかるようにするといい
- IQは産まれたときに決まってるもの、鍛えられるのはワーキングメモリ・クリティカルシンキング。神経衰弱とか木登り・ボルタリングとかは鍛えるのにいい。目の前のことに集中できるから
おすすめゲーム:「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム」(DaiGoさんの弟作成)
勉強は、どう好奇心わかせるかと、勉強のやり方を知ることが大事。復習はすぐやるのがいいのではなく、忘れたころに悔しがりながら思い出すと覚えられていい - 不眠症の対処として「エクスプレッシブライティング」(8分感じている感情そのまま書く)がいい。ネガティヴ感情取り払えてよく眠れる。書くのは紙でなくてもスマホとかでもいいし、人に見せる必要はない
おすすめアプリ:「マインドシャッフル」(DaiGoさんの弟作成) - 自信が持てない、ということを否定しなくていい。それに合わせたやり方を考える。最悪の場合を想像して受け入れるとか対処考えておく
おすすめ本:「自信がない人は一流になれる/トマス・チャモロ-プリミュージク」 - (PTA活動に限らず)ラクにするには、手間・やること減って結果が変わらないか良くなればOK。ドラッカー曰く「やる必要ないことがうまくいってても無意味」。まじめにやろう、よりクリエイティブにやろう、の方が結果が良くなる傾向がある
- ex.ピアノの発表でベストな演奏じゃなく今までにないクリエイティブに演奏をやろう、とか
- DaiGoさんは中学生のころ、小太りで勉強もできずいじめられていたそう
その時に克服できたのは、ノートの左に現状を書いて、右に真逆を書く。その中からできそうなものからつぶしていったのだとか
成績ワースト3→トップ3
小太り→やせる
好きな色黄色→青 など
子どもへの教育に限らず、ヒントになるものがいくつかあったかなと。