第8回 八子クラウド座談会in関西 「データ・ドリブンのクラウドビジネス」に参加させていただきました。
togetterは以下。
以下、気付きや印象的だった点のメモ。
▼オープニングトーク 八子知礼さん
後半の討議のメモを含む八子さんの説明資料は以下。
・新規参加は4割ぐらい
・50人集めるのでやってくれ、という依頼があれば地方ででも開催する
▼基調講演:データで稼ぐ時代の到来 八子知礼さん
・オンラインデータの増える量のすさまじさ
60秒で数十万件、一方でemailはここ3年で25%減(2億→1.5億)
#Yakocloud eMailは減っている pic.twitter.com/irb1VSnNGS
— 友岡 賢二(Kenji Tomooka) (@TomookaKenji) February 2, 2019
・グローバルのデータ総量から見ると日本のデータ割合は下がる傾向あり
・タイヤの回転数での課金モデル(ミシュラン)もある
-複数業界またいでデータカバレッジあげないといけない(ex.ヘルスケアなら医療だけでなく飲食なども)
-自分達だけでデータはまかなえない
-データが集まるところにデータは集まる(DataGravity)
・情報銀行の法整備
データをためるだけでなくプラットフォームを作ってどうデータ流通させるかすでに始まっている
▼パナソニックが目指すくらしアップデート業
~Vieureka:眼を起点とした IoT エッジコンピューティングが実現する世界~ 宮崎秋弘さん
・カメラではなくデータを売る
POSデータとのかけ合せで見えてくることも
・トヨタさんが車ではなく、というのと同じ考え方に、パナソニックさんも動き出す感じか?
▼シャープがAIoTで実現するスマートライフ 宇徳浩二さん
・ヘルシオ、食材を元に献立提案
→どういう食材がどういう時間帯で多いか
・エアコン、操作履歴
→都道府県別の稼働累積時間傾向
・やはりシャープさんはおもしろいことを考える社風なのかな?
※この方が後のグループ討議で同じグループとなった
▼いつものように当日資料作成な雰囲気がしてまいりました(仮) NTT西日本 太田敦士さん
・随所に笑いのあるプレゼン、NTTにこんな人がいるの?と意外な感じ
・無人店舗での行動分析、社員寮のメンバーの属性分析の事例など
・n-cafeという社内相談所
いろんなネタが社内にありそうなのでそこをうまく組み替え・組み合わせすることですごいものが出てきそうな気がする
▼センシングデータ流通市場(SDTM)実現に向けて大切なこと オムロン 李 相烈さん
・SDTM(センシングデータ流通市場)
データ流通推進協議会での活動
・シンガポールの事例
混雑時の料金変更、オフピーク時利用にインセンティブ→見に行ったが住民が混乱して破たんしていたと・・・電子マネーとかが主流になるとなんとかなるかも?
・流通用メタデータ=属性や売買契約条件に関するデータ
めんどうだがデータ価値高まる
・お肉と同じく?データは安全性と嗜好性
・自社のUSBのセンサの紹介も
▼データによるエネルギー革命 ウイングアーク1st 大畠幸男さん
・データは燃料、エネルギーは人の活動
・BIはデータなければただの箱
・データ取得は目的が重要
・来店継続率が高いのは1品50万購入と2品50万購入どちら?複販率の高い後者がいい
・EBPM、根拠に基づく政策立案
品川区のオープンデータ分析
・魚の衛生管理
・農業データの見える化、若者がやってくれるように
・全員に挙手させるクイズをはさむのはいいかも
・データ分析ツールMotionBoardを活用しつつツール売りではないアピール
▼AI/ディープラーニングにおけるITインフラトレンド IDCフロンティア 岡田悠司さん
・インフラのお話だったため個人的には印象が薄かった(ごめんなさい)
▼Data is the new oil(商品データプールビジネス eBASE 窪田勝康さん
・バーコードを読むと情報表示できるアプリ、そのデータを持ってる
・流通業にツールを無償提供して商品データが集まるように
10年かかったということだがすごい
・BtoBで14万社、業界の85%カバーは驚異的
・無償提供部分のまわりで有償サービスを提供
・商品データマスタとPOSデータをかけあわせると見えてくること
・データ提供のAPI接続で協業可能
▼パネルディスカッション データ中心にビジネスを再構築する時のポイントとは
※討議メモは上の方にリンクあり
・データ提供元への還元の考慮
・印刷業ではデータ大量にあったが自分のものではなく、メディアに課金してた
そこからコンテンツを持つ方向にシフト
・聞いてみないとわからないこと
こんぶのおにぎり毎日同じ時間に買う人、すごい好きなのではなくそれしか選べなかったと・・・
・まず目的、後から出てこない
・経験や勘が邪魔するケース、「ウソだ」と言われる、見せ方や見せる相手重要
・データの読み方
まずデータを見てみないとわからない
温度ためて、グラフにしてみて、なぜ?となったらそこからさらに
・ストーリー
想像しながら分析していく
温度計つき血圧計、朝は寒く高く出る、エアコンつけなさいと医師が指導できる
それぞれの企業扱うデータの特性に違いがあるので、それによる視点の違いを感じた
-センサ等で取得したもの(産業データ、医療データ)
-商品データ等の構造化されたもの
-オープンデータ
-インターネットデータ(GAFAおさえてる) ・・・
産業データ、医療データならまだ勝ち筋あるのでは?と
▼グループ討議&発表
■テーマ「データから始まるビジネスで目指す姿とはなにか?」
・どんなデータがビジネスになるんだろう
・どんな風に進めればよいのだろう
・データドリブンビジネスで何を目指すんだろう
※討議メモは上の方にあり、以下は自グループでのトピックなど
・IT部門はそういう発想になりにくい、事業部門から人入れるとか
・目的がわかないケースは走りながら考える
まずは課題解決か
進めていくにはエネルギー必要
・IT会社がヘルスケアやろうとしたケース
大義名分がないと説明できない、社会貢献とかはいいかも
・データためて、可視化・診断・予測・意思決定
→これだとBIでできる、その次を考えないといけない
■テーマ「データ・ドリブン経営を実現しようとした時の困りごとと解決策とは」
・データドリブンの経営とはなんだろう
・どんなところでつまづいたり困ったりするんだろう
・どんなふうに解決していけば良いだろう
※2つの視点、ビジネスそのものと経営どうするか
・データは事実ではなく一側面
・センサーデータはまだしも営業データは主観
・ある会社では課単位で日次で赤字になるかどうかわかるのでリカバリ
ただ、利益伸ばす投資しづらい側面もあると
・別のある会社では期初にほぼ今期の数字が見える
ツールと文化が必要、恐怖政治にならないように
・ツールとインセンティブ設計が大事、入力しないとペナルティ
数字がおかしいと叱られるのではなくサポート
入力することでメリット
・日本だとある人のためのデータ提供とかあって二重入力とかに・・・
外資系だと1つのツールでまとめる、週ごとに少し項目変わったりするが、1つなのであまり問題なし
・0から1を産み出すのにNTTさんの n-cafe はよさそう
・SXSWでのパナソニックさんの出展は社内コンテストで上位のものを完成品でなくても出展、そこで協力できるパートナーを探されていた、今までではできなかったと感じる
▼LT つかってみてわかったスマートホーム 自宅研究家 重田 大助さん
・Slackで家内の様々ないろいろコントロール、状況流れる
・iftttでつないだり、Grafanaで可視化したり
・電力の動きでプレステをいつやってたかわかる
・かなり楽しそう
▼LT 八子クラ関西から4年、MOTEXのコミュニティ進化 エムオーテックス 中本 琢也さん
・syncpit、情シス業務自動化
問合せ対応のチャットボット
「情シス業務自動化」というのはマーケティング的にうまい表現
・入口をチャットにしぼる
MOTEX製品が入っているエージェントで端末特定
・八子クラきっかけで会場の場所貸しをするように
実施したのは100イベント超、来場7000名超
社内メンバのコミュニティも活性
懇親会に参加できなかったのだが、これは調整して参加しないともったいない
※ブログ公開後に作成された togetter や後から公開された資料のリンクを、後から追加しています