新型コロナウィルスの影響で、IT系のイベントや勉強会は、ほぼオンラインに移行されている。個人的にはオンラインになったことで、最近、IT系のイベントへ参加することが多くなった。
先日の夜は CMC Meetup Tokyo Vol.17 に参加させてもらった。
https://eventregist.com/e/CMCTokyo_17
※YouTube Live だったので、参加した、というよりは、視聴した、というのが正しいか
※CMC Meetup は正確にいうと IT 系に限定はされていないが、IT 系の話が多い傾向がある
参加が多くなった理由としては以下が挙げられる。
- 東京開催のイベントに自宅(京都)から参加できる
(IT系イベントは東京開催が圧倒的に多く、地方は少ない) - 移動時間がなくて参加しやすい
(わざわざ行くとなると、それなりに腰が重くなるのと、確保すべき時間が多くなるので調整がだいぶ必要) - 主催者には申し訳ないのだが、途中参加/退出がしやすい、ながら参加ができる
個人的には、今まで参加不可だったイベントに参加できることは非常にありがたい。
※以前、ある東京開催のイベントで参加したいものがあり、運よく東京出張と重なって参加できたことがある。ただ、終了時間の関係で夜行バスでの戻りとなった。で、そのバスで全然寝ることができず、翌日がつらかったことも・・・距離の問題は結構大きい
先日の CMC Meetup Tokyo の中でも話に出たが、オンラインイベントと異なることとして大きいのは以下になるかと。
- 参加者同士のつながりができない
これは確かに難しいと感じる。オフラインであれば、たまたま知人がいたりして話したりもできるが、そういうことができない。
参加者が少人数のイベントの場合、イベント後に懇親会等があれば、主催者とのコミュニケーションは取りやすいケースはあった。その場合は参加側もカメラを映すことが前提になる。あらかじめ面識がない相手だとハードルは高いようにも思う(私は慣れた&気にしないが)。あと名刺交換がないので、その後の関係につながりにくい面もある。
- 集客の動きが違う
オフラインだと、定員がある関係で早く埋まる傾向があるが、オンラインだと、前日とか当日にぐっと増える傾向があるとのこと。
私も今回の CMC Meetup は参加できるかどうか微妙だったので、イベント当日の昼にエントリーした。定員がないことでエントリーする側の心理はだいぶ変わる。
- 主催者側(話す側)が聞く側の反応を見れない
twitter かチャットを見るぐらいになって、実質自分が話すだけになる模様。
オンラインイベントでの登壇はしたことはないが、仕事でお客様数十名に製品デモをしたことはある。反応が見れないのは確かにつらかった。全然手応えがなかったが、後で聞いたら好評だった、と。この辺りは慣れるしかないと思う。
反応は見れないのだが、途中退出しやすいので、飽きさせない工夫が必要。なかなか難しい。
- どのツールを使うかが重要
Meet、Zoom、YouTubeLIVE といくつかのパターンに参加したが、ツールによって特性があり、留意が必要。
-付随するチャットの有無
-主催者側でカメラオフ・ミュートができる
-参加者側が勝手にカメラオンや音声割込みができるかどうか
例えば Zoom なら、Webinar モードかどうかにもよっても変わるというのも聞いたことがある。
※オフラインと違って、会場や飲食の手配がなく、安価に実施できるのはオンラインのメリット
※少し話がズレるが、オンラインだと会場の時間制約や終了後の移動がないこともあってか、予定よりも時間が押すことが多かったようには感じる
あと、参加する側および今後登壇する可能性を考えると、以下の工夫はよさそう。
- 映像の背景を変えて、自己紹介(氏名、会社名、役職、製品・サービス名など)にしてあると、わかりやすい
- 複数人で登壇されて掛け合いみたいにされているケースがあったが、見る側としてもよかったように思った。登壇する側もやりやすいかと(これはツールによってやりやすいかどうかもありそう)
まとめると、
人同士のつながりを作ることを目的にすると、オフラインは難しいと思う。参加人数を少なくして、懇親の時間を作るぐらいしか今のところアイデアがない。
情報を伝える視点では、物理的制約がなくなる(移動しなくていい、定員制約がない)ので、対象者のパイは各段に増える。
オフラインと同じことを求めてしまうと、いろいろ難しい部分があるのは間違いなく、目的をうまく定めることが大事かと思う。できないことを嘆いていても前には進まないので。