TsuyoshiKusakaの日々思うこと その2

(株)クエステトラに所属、ITエンジニア、テニス好き、地域のお手伝いをいろいろ、@tsuyoshikusaka

大文字駅伝の全校の過去の順位分析と取組の考え方について

大文字駅伝とは、京都市の小学校対抗の駅伝で、今年で33回目。基本的に6年生しか出場できないので、誰にとってもチャンスは一度きり。
子どもの通う小学校が久しぶりに大文字駅伝の本戦出場したということで、運営のボランティアをさせていただいた。子どもたちは無事フィニッシュでき、良い成績も残せたのでよかった。
 
そんなこともあり、いろいろ調べると、過去の順位成績が公開されていたので分析してみた。
順位が全てではないとは思うが、地域や学区によるレベル差や熱の差があると感じた。西京区東は1ケタ順位を取る学校が必ず毎年あり、西京区全体で見ると3回に2回は優勝しているぐらいのペース。相当その地区のレベルが高いと思われる。
自分自身も参加している毎年11/3のリレーカーニバル(学区対抗のリレー大会)では、右京区西京区が強い。近くに西京極競技場という施設環境があるから、その地域が盛んなのか?と思っているが、駅伝もそれに近いものがあるのかもしれない。リレーで強い学区と駅伝が強い小学校とは結構重なっているように思う。地域に陸上のクラブチームがあるとかかもしれない。
 
また、いくつか先生や保護者等の話を聞いていると、そもそもこの大文字駅伝の取組について、どこに主眼を置くのか、というのは担当される先生や学校による模様。
 
良い点
  • 子ども達にとって貴重な経験になる
  • 部活動充実により問題行動の防止につながる
  • 学校や地域の盛り上がりにつながる
悪い点
  • 勝利至上主義的になってしまうことがある
    →学校へのプレッシャー、保護者や地域を巻き込んで加熱しすぎる、他競技をメインでやりたい子どもであっても本人の意思とは別に巻き込まれる等…
  • 常連校だと一部の陸上部メンバだけの取組になってしまって学校としての取組にならないこともあるとか
 
インフルエンザ等の病気によるメンバー落ちがあったり、子ども達の頑張りにも関わらず順位が思わしくないときもある。そういうことも含めてどう進めるか。
 
あと、そもそも児童数が多い方が有利で、現状の8区制だと7,8番目あたりのメンバーの底上げに全体の人数がきいてくる模様。また地域にクラブチームがあるようなところでは小さい頃から鍛えられていて強いのかもしれない。
 
自分の子どもはメンバーに入れなかったが、みんなでチームを応援して、せっかく出るのなら少しでもいい順位に入ってほしい、と関係する一人の保護者としては思った。ただ、それが高じてしまうと、この取組本来の目的と違うところの話になってしまいかねない。
 
勝つことが全てということにならないように気をつければ、とてもよい取組ではないかと思う。少なくとも自分の学区では、これがあることでより学年全体がまとまって、地域からの応援もいただけて、とてもよかったと考えている。来年以降も良い結果を残してくれればと思う。

※自分が小学生の頃にはまだなかったが、あったらどうだったんだろう?うちは人数が少なかったので出場できてないかな

(後日加筆 弟の学年のときには予選に出場していたらしく、弟はアンカーだったらしい。そんなに速かったとは知らなかった)